人の背後に立った時初めて認識した毛

ふわっとした雰囲気で、声も顔も可愛い女の子の友達がいました。それはもう、本当に可愛い子です。ある夏の日、オープンしたてのカフェに行こうと二人でうきうきとお出かけ。到着するとすでにお店の前には20名ほど並んでいました。仕方がないので二人で最後尾に向かったのですが道幅が狭い為、縦一列に並んでいます。私は彼女を先に並ばせて後ろに続き、向き合っておしゃべりをしていると、列が動き出したので彼女は前を向き歩きだしました。

その時私は彼女の背中を2度見しました。首周りの大きくあいた緩めのシャツが後ろに少し引っ張られていたのですが、そこに見える彼女の首から下のラインで肩甲骨の間にふわふわとした毛が生えているのです。私はすぐに携帯を取り出し周りから見えないように変に気を使いながら「背中の毛」と検索欄に入力すると候補に「背中の毛の処理の仕方」とでます。そこで初めて背中に毛が生えるということを知りました。

露出の多くなる季節がやってくるとムダ毛の処理を怠るわけにはいきませんので、脱毛サロンに行っていない私はせっせとカミソリやシェーバーを使って除毛していきます。ひざ、腕、ワキ等、手の届く範囲の処理は何の問題もなく済むのですが、水着を着たりもするのでどうにか処理をしたいのが背中。水着で重要なVラインも処理しますが、手の届きにくい背中の毛の処理だけは本当に苦労します。シェーバーは届かない、除毛クリームは自分で塗れない、かといって、誰かに処理してもらうのも恥ずかしい。

そこで、T字カミソリの握り手の最後尾ギリギリを人差し指と親指で持ちストレッチをするかのように腕を背中に回して剃るようにしたのですが、気を抜いたら皮膚を削り取ってしまうこともあります。ケガをせず、お金をかけず背中の毛を一人で処理したいと悩み、夏が来るたび憂鬱になります。背中の切り傷は本当に痛いです。